第8回ミニ企画展「断舎離された石たち」展
2023年7月12日~11月17日
大石林山本館1階ロビーにて、観覧無料
2019年に発生した新型コロナウイルスは、全世界に感染拡大しました。実際どのような経緯で人類に感染するようになったのかは明らかではありません。このような不安な状況の中で、「断捨離」されたものがあります。因みに「断捨離」というのは、ヨガに由来する言葉のようで、モノへの執着を捨て、あるいは減らし、生活の質の向上を得ようとする考え方なのだそうです。
かつて「盆石」として朝に夕に大事にされ、時には床の間を飾っていたモノが何故か手放されてしまったのです。この手放された「石たち」の中には、愛好家には垂涎の的である銘石があり、さらに石のもつ美しい縞模様や斑点は、いずれも地球のダイナミックな動きを秘めています。今回、「類は友を呼ぶ」と言います。「石の文化博物館」では、そのような石を集めてみました。標本は、25点あります。
石の形が整い縞模様が活かされ、所有者の気持ちが込められた石には、それぞれ相応しい愛称と「岩石名」を付してあります。なお、石は、時には研磨され、保護のためにニスが塗られるなどしているため岩石鑑定が不十分な点もあります。ご覧いただきご指導頂ければ幸いです。どうぞ眺めて触って感触を味わって頂ければと思います。